1980年代、すごく流行したのが清里。
その頃の少女マンガにも、グループ交際(笑)で旅行に行ってペンションに泊まる・・・
なんて話には清里が登場することが多くてすごく憧れた場所。
その頃は高原の原宿なんて呼ばれていたらしく。
たしかに憧れて、憧れてでかけた清里は、原宿のように連なるお土産屋さんのお店を歩き、その上の方にある清泉寮でソフトクリームを食べる。というのが一連の流れで今思えば買い物してソフトクリームを食べるぐらいしか楽しみがない場所でもあったのではありますが。
その場所には数々の汚点とも言える思い出がありまして・・・私にとっては幸せと黒歴史がいっぱい!!!というとても思い出深い場所なのであります。
今回は思い出すと恥ずかしくなる思い出を素敵な思い出に変えるべく、過去の上書きをするために清里へでかけてきました。
清里への車での行き方は簡単!
中央高速の須玉インターを降りたら、清里へまっすぐ走っていくだけ。
この清里へ過去でかけたのは10回程、なので須玉から清里への道のり全てが懐かしく愛おしい。
それはキラキラした思い出ばかり。ってやっぱり恥ずかしい思いでも今となっては素敵に思えるなんて、年を取るって良いことだなーと思ったりして。
じゃいかなくていいんじゃないの?というツッコミは無しでお願いします・・・
こっちのほうがいいんじゃないの?! ハイジの村
今回は中央高速を使ったのではなく、神奈川の自宅から埼玉の秩父経由で夜中から走って須玉方面へと向かいました。
須玉が近くなると、見えてきたのが「ハイジの村」
ちょうど時間が9時少し前なので、そのハイジの村が開園する頃であまり清里へ思い入れがない夫は
「前に話したハイジの村だよ、グラススキーができたり、ヨーゼフもいるんだぜ。」
と誘惑としかけて来る・・・
ああ、そう言えば少し前に夫からハイジの村の話を聞いた事があったっけ。
でもあまり私は食いつきが悪かったみたいでそのまま無かった事になっていたけれど。
たしかに今の私はハイジの村に行ってみたい!
とハイジの誘惑に負けそうになりましたが、今日はゴールデンウィークの真っ最中という事でたぶん混雑しているであろうことから、
たぶん混雑していないであろう清里へとやはり向かう事に。
ハイジの村は次回、平日にお邪魔する予定でございます。 乞うご期待!!!
ハイジの村
スイス料理が食べれたり、バイキングがあったり、泊まれたり、温泉があったり、いろいろ楽しいがありそうなハイジの村~♪
ハイジの村 クララ館 スパ&レストランホテル
道の駅ができていた! 道の駅南きよさと
須玉インターからメインの清里高原への道中にはこんな道の駅ができていました。 道の駅 みなみきよさと
それまで曇りだったのに、駐車場に降り立った途端雨がパラパラと振り出し。
それは清里高原への道を阻むかのような雰囲気に・・・
でも私負けないよ!今日はあの清里へ行くんだ。と思い直して道の駅南きよさとを歩いてみます。
ゴールデンウィーク、子供の日が近いという事でハタハタと泳ぐ沢山の鯉のぼりさん。
色々な会社や個人の方からの寄付なのかお腹の部分には大きく贈呈された方や会社の名前が記されているのがちょっとシュールな雰囲気。
公園の中にはこんなシバサクラも咲いていて、癒やされ度は中々でございます。
350円で乗れるモノレール?は乗リたかったけれど、夫には私の声は届かなかった様でした。
ソフトクリームが食べれる売店やレストラン、植木やお花の販売。
そして小さな石の中に埋まっている宝石を探す、宝石探し等など魅力が沢山の道の駅は小さな子どもさん連れの方たちの幸せが沢山広がってて私も幸せな気分に。
館内というか、道の駅にはあちこちにスピーカーがあって癒し系のほっこりした曲(歌入り)が流れているのがとても印象的。
お花と自然とその曲が混ざり合って、とてもノスタルジーな気持ちになるのがクセになる感じで、
これだけで又来たいと思わせる感じがすごい。
世界初?の信玄ソフトクリームや、バーベキュー、清里高原開拓者ポールラッシュ氏が振る舞ったとされるカレーも食べれるみたいですよ。
さてあの清里へ!
混んでるかなー?人すごいかなー?とはしゃぐ私に思い入れのない夫は『まぁ混んではいないわな。』とクールな反応。
メインに近づくまでの道のりは大繁盛していた頃の幻想と、悲しい「売地」などの看板と相まって頭がクラクラしてきます・・・
清里駅はあんまり覚えていなかった
電車で来たことがなかった私はあまり思いれがないけれど、懐かしい人がいるかしら?と撮影したショット。
あの頃は人が沢山いたなー。
駅にはドーン!と汽車ポッポ。
すごいなー、古いなー。
昔はこんな汽車が清里を走っていたのかなぁ。
新しいお店もまたそれが寂れ・・・
以前のお店を再利用したであろう、店舗も売り物件に。
ライブもやっていたみたい。
メインロードで今日開いていたお土産屋さんはこちらだけ。
昔ここでお土産見た気がする。
あとは、デニム雑貨とか、雑貨屋さんなどになっている店舗がチラホラ。
デニムのお店のところって、梅宮辰夫さんの人形があった、辰ちゃん漬だった?とおもったけれど、
昔の動画をみたら思い違いだったみたい。
のりPとか、マーシーとか、たけしのカレー屋さんなんかもあったよねぇ。
ちなみに、辰ちゃん漬自体は未だ健在の模様。
バブルとともに弾けてしまった?!清里の風景は、物悲しさがあるけれど、
ここで買い物したな、ここに座ったなぁと目をつぶれば開いていたあの頃のお店の景色と音が聞こえてくる・・・
清泉寮ファームショップで食べる思い出のソフトクリーム
清里と言えば清泉寮のソフトクリームが有名ですが、私が何度もソフトクリームを食べたのはこちら『清泉寮ファームショップ』。
歩いていくと、それは30年前と全く変わらない・・・と思える建物と景色。
もしかしたら建て替えているかもしれないけれど、一瞬にして20代の頃の私に戻ってしまう懐かしい景色。
この景色を見ながら何度も、何度もソフトクリームを食べたっけ。
清里のソフトクリームもキラキラしたあの頃と同じ味わい。
普通のよくあるソフトクリームよりも、シャーベットっぽいさっぱりとして、でも濃厚な味わいはコレコレ!という10代はじめて食べた時をフラッシュバックするような。
そして今食べても、『やっぱり美味しいなー。』と思い出を裏切らないあじわい。
思い出は上書きできたか
お土産屋さんロードは車で走り、ソフトクリームを食べただけなのだけれど懐かしさでいっぱい。
そして、ペンションに宿泊した事があるけれどそれほど思い入れがないという夫ときた清里でたしかに思い出の上書きはできたけれど、
恥ずかしく、そして美しい過去の情報も残ってしまっている気がします。
過去はやっぱり脳が美化して、全てが良い思い出だけにしてくれるみたい。
そして2018年の清里は、自然を愉しめる素敵な場所になっていました。
美しい思い出深い場所はもちろんだけれど、悲しい思い出の場所も行ってみればキラキラした思い出の場所へ変化しているかも。
そう思うと他の思い出の場所へも足を運んで上書きの旅にさらにでかけたくなるのでありました。
過去の思い出の旅に出かけてみませんか?!